ワシントン州立大学と高大連携協定“Memorandum of Agreement”を締結

2018.12.14

ワシントン州立大学と高大連携協定“Memorandum of Agreement”を締結

協定書に署名するチャードリー博士 名城理事長 副理事長

2018年12月6日、ワシントン州立大学国際プログラム担当副学長アシーフ・チャ-ドリー博士を 本校に迎え、沖縄尚学高校とワシントン州立大学の高大連携協定“Memorandum of Agreement”を締結しました。

今回の協定締結に先立つ、2017年11月30日、名城政一郎副理事長がワシントン州立大学を訪問し、「平和で秩序あるグローバル社会の構築に貢献するグローバル教養人の育成」という教育目標や使命を共有し、高大連携協定を推進することに合意する協定“Memorandum of Understanding” を締結しました。

その後、ワシントン州立大学から教育学部の学部長や副学部長、さらに同大学の所在地・ワシントン州プルマン市の教育長が本校を訪れ、双方の信頼関係を深化させてきました。

そして、去る12月6日、全校生徒の前で、アシーフ・チャードリー副学長と名城政次郎理事長・名城政一郎副理事長の間で署名締結したのが、昨年締結した“Memorandum of Understanding”をさらに深化させ、具体化した協定=“Memorandum of Agreement”です。

なお、本校が、他府県の教育機関に確認したところ、日本国内の高校が、米国の州立大学と“Memorandum of Agreement”を締結した前例は確認できませんでした。それほど画期的で、意義深い高大連携協定ということです。
この協定は、以下のような内容と意義をもつものです。

日本の指定校推薦に相当する制度で、本校で英検や平均評定など一定の資格を満たした生徒にワシントン州立大学への入学を認めていただく。 この協定は、日本の高校と米国の大学との「21世紀型・高大連携協定」のモデルになるものであり、従来の、米国内の州立大学への入学試験と比べ、以下のような大きな特徴を有する。

 ①TOEFLは免除。英語力を図る指標として英検を利用する。(英検準1級以上で正規合格)
 ②合格者数の定員はなし。資格を満たしていれば何人でも合格することができる。
 ③国内外の他大学との併願も可能で、たとえ合格しても入学を辞退することができる。(この点が 日本の指定校推薦制度とは異なる。)
 ④受験料は無料である。
 ⑤給付型奨学金が付与される。

なお、アシーフ・チャードリー副学長は、協定締結の6日、全校生徒(午後)、保護者・一般(夕方)を対象に、「グローバル社会における教育の役割―私の旅 パキスタンからWSU・ワシントン州立大学へ」という演題で、講演会を開催しました。

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