ホストファミリーの支え

渡慶次 賀史

アメリカから日本に帰ってきてはや5ヶ月。未だに住んでいたホストの家の様子や匂い、留学先での友だちと過ごした日々のちょっとした会話、ホストファミリーから受け取った‘‘家族一員”という大きな愛など アメリカに行き、 そこで見聞きし、 感じたものをはっきり思い出すことができる。 それほど この留学というのは、 まだ17年しか生きていない私の人生観を大きく揺るがすものだった。

去年の8月10日、私は沖縄を発ち、一年間留学をするという目的の下 アイオワ州に下り立った。そのときの私の英語と言えば Hello と Yes, Noなどの意思表示しかできないようなものだったのだ。 だから いきなり直面したのは険しい言葉の壁だったということはいうまでもない。 まず、言っていることが理解できない。理解できないから、言われたことを行動にうつすことが出来ない。できないから また 言われる。言われても分からないから どんどん負のスパイラルに陥っていくのでした。だから はじめのころの私は本当に日本に帰りたくてたまりませんでした。

こんな私をずっと支えてくれたのは、私のホストファミリーでした。 英語のわからない私のために熱心にあきらめずに根気強く優しく一つ一つ手取り足取り英語を教えてくれました。英語だけでなく、アメリカの文化やアメリカ人の価値観なども私にいろいろ体験させながら教えてくれました。とくにイースターやハロウィーンなど日本ではできないようなことを体験できたことは 私にとって大きな経験となりました。

私がアメリカに行って得た最大のものは 英語なのではなく、出会いでした。私に家族の絆を教えてくれたホストファミリー、言葉が通じなくても友情が育まれることを教えてくれた友達、これからは アメリカで受けた恩の数々を感謝し、なんらかの形でお返ししていけたらと思う。

そして 最後に この留学に行くことを許し 多額の援助をしてくれた私の家族、見ず知らずの私を一年という長い間引取り 本当の家族のように接してくれたホストファミリー、言葉の分からない私に仲良ししてくれた友達、そして遠い沖縄から影ながら私を支えてくれた先生方に本当に本当に感謝しています。
ありがとう。