沖縄尚学プロジェクト30
プロジェクト30
「ベストの自分」をめざす
「プロジェクト30型」学習法
沖縄尚学は「プロジェクト24」により、習得目標型授業・沖縄伝統空手・英検・ボランティア・異文化交流を「当たり前」にすることができました。現在、本校に入学してくる生徒たちは全員、空手の昇級・昇段試験、英検の昇級試験に取り組み、「基礎をやりきる」体験と勝負の場で「出し切る」体験をとおして、「どうにかする力」を身に着けています。 そして今取り組んでいる「プロジェクト30」は、学力向上に「やり切って出し切る」を応用する試みで、以下の3つを目的としています。
3つの目的
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各教科の基礎力習得のための教材
(以下、基礎教材とする)を
「やり切る」ことを習慣化する
(本物の自信へとつながる)。 - 基礎を応用する力を試すテスト、模擬試験などで「出し切る」力を高める。
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テスト、模擬試験で間違えた問題を完全習得することを習慣化する=事後満点の習慣化
(満点プロジェクト)
これは勉強、空手、英検など、ほとんどすべての「勝負」に当てはまりますが、
結果が出ないのは以下の3つのいずれかが原因です。
- の基礎をやり切らなかった。
- の基礎をやり切ったが、本番で力が出せなかった。
- の基礎をやり切り、本番で力も出せたが、相手が強すぎた(試験なら、問題が難しすぎた)
①が原因の場合、基礎レベルが自分にとって高すぎたのか、それとも自分のベストを尽くそうとする姿勢が足りなかったかを自己診断します。
②の場合、場数を踏んでいけば大丈夫です。勉強の場合、大学入試も含めて③はめったに起こりません。問題の難易度があらかじめ予測できるからです。仮に、突然難易度が上がったとしても、受験者全員が同じ条件なので自分だけが不利になることはありません。
負けても一番納得がいくのは、③です。「基礎をやり切り、本番で出し切れた。でも負けた」は人間を「謙虚」にします。「まだ自分は未熟だ。もっと頑張るぞ」、あるいは「自分のベストが出せたのだから満足。よくやった。自分をほめたい」といった気持ちになります。
これらの①~③の体験はどれも、「どうにかする力」を高め、「自分が信頼できる自分」への成長を促す、教育的に価値のある体験です。プロジェクト30によって、沖縄尚学の生徒たちが、空手・英検・ボランティア・異文化交流、そして勉強をとおして「やり切って、出し切る」を体験し、「ベストの自分」になって、自分にとって「ベストの大学」へ進学する、つまり本校が設定する目標大学への現役合格率が100%に近づいていくものと期待しています。