国際文化科学コース(国際バカロレア)

「国際バカロレア」は国際バカロレア機構(本部:スイス)によって提供される世界共通のカリキュラムで、卒業までに一定以上のスコアを取得した学生に「ディプロマ」資格を付与し、この資格は国際的に認められる国内外の大学への入学資格として活用されます。

What's Up, IB?

カリキュラム

本校国際文化科学コースのカリキュラムは、国際バカロレア機構のカリキュラム(Dual IBDP)に、日本の高校卒業資格に必須の授業(体育、家庭科、情報など)と空手の授業を組み込んだ英語と日本語のカリキュラムになっています。本コースの生徒は卒業時に、日本の高校卒業証書とIB Diplomaが授与されます。授業は、IBの試験に必要な6教科(日本文学、English B, 歴史、実験科学(生物、化学)、数学、美術)以外に、TOK(「知の理論」)、CAS活動、空手、体育、情報があります。英語と数学は、英語で受験が必須で、歴史とTOKは、授業を英語か日本語のどちらかで受講でき、11月の試験も言語を選択することができます。IBのDiplomaが授与されるためには内部評価と高3の11月に受験するIB外部試験で合格基準点に達する必要があります。IBのカリキュラムは2年間ですので、1年次はPre IBという形で、他コースと同様に日本の高校を卒業するためのカリキュラムになります。海外大学進学者に対しては、IBで取得したHLの単位が大学の単位に付与されることがあります。

コースの特徴

IBの教科書は、全ての英語で書かれているため、教科書の内容を理解するためには、ある程度の英語力が必要になります。国際文化科学コースの生徒は、2年の1学期までには、英検の準1級程度の英語力を身につけていることが期待されます。また、数学や理科は、本校の理系コース程度の力が必要ですので、文系理系問わずどの教科も満遍なく学習する必要があります。クラスの人数は20名程度で、プレゼンテーションやディスカッションが他コースに比べて多いのが特徴です。海外進学を目指す生徒や英語で授業を展開している日本の大学へ進学する生徒もいるので、本コースでは、英検受験の他に、高2、高3時にIELTS(英国の世界基準英語試験)とSAT(米国の高校生が受験する共通テスト)を年に1回実施しています。大学受験は、他コースの生徒同様、センター試験、AO入試、推薦入試、一般入試以外にIB入試を活用することができます。3年生のクラスの3分の1程度が海外大学、残りが日本の大学に進学しています。

  1. 英語を使った授業の実施(英語、歴史、TOK)
  2. IELTS/SAT/英検対策
  3. 異文化理解のための特別講座
  1. 奨学金付米国教育協定校への進学
  2. 国際コース専属の外国人講師
  3. 海外大学(院)卒業の教員

定員・入学の際に必要とされる能力

定員は1学年あたり25人です。国際バカロレアプログラムで勉強していくためには、高い英語コミュニケーション能力に加え、数学や国語、理科、社会科など幅広い基礎的な知識が必要です。そのため、高校からの入学生については、出願資格を原則として「英検準2級以上の取得者」としており、調査書や入学選考試験で、国語、数学はじめ多分野に渡る基礎知識についてもチェックします。

5つのpolicies(英語版)

6つの特徴

01

スイス・ジュネーブに本部を置く国際バカロレア機構が認定校に対し、世界共通カリキュラムを提供する。

02

学生の柔軟な知性の育成と国際理解教育の促進に資することを目的とする。

03

終了時までに一定以上のスコアを取得した学生にディプロマ資格を付与。ディプロマ取得は国際的に認められる国内外の大学への入学資格となる。

04

生徒が学んでいる科目に関連した研究課題を決め、自分で調査・研究を行い、学術論文にまとめる。

05

学際的な観点から個々の学問分野の知識体系を吟味して、理性的な考え方・客観的な精神を養う。さらに、古語・文化・伝統の多様性を認識して国際理解を深める。

06

教室を出て広い社会で経験を積み、様々な人と共同作業することで協調性、思いやり、実践の大切さを学ぶ。

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