沖尚高校空手審査会 「コロナの中、生徒の頑張りに感心」沖縄県空手道連盟会長

2021.02.02

沖尚高校空手審査会 「コロナの中、生徒の頑張りに感心」沖縄県空手道連盟会長

 2021年1月28、29日の両日、沖縄尚学高校体育館で高校生の空手審査会が行われ、高校一年生から三年生まで生徒621人が空手の昇級・昇段審査を受けました。

 コロナウィルスの感染防止対策のために、アルコール消毒、換気の徹底に加え、通常は1日で行う審査会を二日に分け、密な状態を避けるために、一日の受験者数を減らし、審査を担当する沖縄空手道連盟の先生方にはマスクとフェイスシールドを着用してもらい、人数も半分にするなどの措置を取りました。

 生徒は週一回、空手の授業を受け、学年ごとに設定している目標級・段達成をめざし、勝負の場である空手審査会に臨んでいます。高校一年生は1級以上(茶帯)、高校二、三年生は初段以上(黒帯)を目標級・段に設定しています。

 沖縄空手道連盟の先生方が生徒の演武を審査し、この審査会で取得した級位や段位は、グローバルに通用する資格となります。連盟会長の平良慶孝先生、島袋章雄先生、幸喜源成先生、高良正剛先生、新城清秀先生、真栄城守信先生ら連盟の先生方6人が審査を担当しました。

 審査会後、昇段試験を受けた高校2年生の吉山健太さんは「コロナ禍の中でも普段から日々練習してきたのでその成果を無事発表できてうれしいです。予防策が完全にされていてとても安心しました」と語りました。

 審査を担当した沖縄県空手道連盟会長平良慶考先生は「今回の審査において、コロナウィルスの影響で空手の授業が2カ月中断していたことを懸念していましたが、影響はあったものの生徒たちは頑張っており感心しました。また感染防止対策の点においても学校側がマスク、消毒など徹底した対策をしており感心しています」と述べました。

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