沖尚高校空手審査会 コロナ禍での鬱憤を空手で発散

2021.07.30

沖尚高校空手審査会 コロナ禍での鬱憤を空手で発散

 2021年7月27、28日の両日、沖縄尚学高校体育館で高校生の空手審査会が行われ、高校一年生から三年生まで生徒約500人が空手の昇級・昇段審査を受けました。

 

 コロナウィルスの感染防止対策のために、アルコール消毒、換気の徹底に加え、通常は1日で行う審査会を二日に分け、密な状態を避けるために、審査を行うのは弐段、初段、一級を受ける受験者のみに絞り、審査を担当する沖縄空手道連盟の先生方にはマスクとフェイスシールドを着用してもらい、人数も半分にするなどの措置を取りました。

 

 生徒は週一回、空手の授業を受け、学年ごとに設定している目標級・段達成をめざし、勝負の場である空手審査会に臨んでいます。高校一年生は1級以上(茶帯)、高校二、三年生は初段以上(黒帯)を目標級・段に設定しています。

 

 沖縄空手道連盟の先生方が生徒の演武を審査し、この審査会で取得した級位や段位は、グローバルに通用する資格となります。連盟会長の平良慶孝先生、島袋章雄先生、幸喜源成先生、新城清秀先生、真栄城守信先生、比嘉進先生ら連盟の先生方6人が審査を担当しました。

 

 審査会後、昇段試験を受けた高校1年生の野原すみれさんは「コロナ禍でよく練習できずに溜まっていたエネルギーを発散することができました 」と語りました。

 

 審査を担当した沖縄県空手道連盟会長平良慶考先生は「感染対策が徹底されている。生徒はコロナで練習を休んでいた中で、予想以上にがんばっています 」と述べました。

前の記事 INDEX 次の記事