新聞報道について

2022.10.14

新聞報道について

新聞報道について

 

 2022年10月12日及び13日の地元紙において、2017年、本学園の運営する附属中学校(当時 名城政一郎中学校校長)に通っていた生徒が、同級生6人からいじめを受け、適応障害などを発症したのは学校に過失があったとして、学園を提訴した旨の報道がなされました。
 当時、学園は第三者委員会を設置し、本件に関する客観的な調査を実施したところ、2020年3月付けの調査報告書において、同級生であった6人の行為がいじめに該当し、学校側の初動対応の遅れが問題であったとの指摘を受けました。これを受け、本学園は年6回の生徒アンケート実施の徹底、加害生徒に対する指導や措置の見直し、いじめ防止対策委員会の設置と運用など、いじめに対する対応を鋭意強化して参りました。また今年度からは、公認心理士を含む3名のスクールカウンセラーを中心に生徒支援部を設置し、きめ細かな生徒、保護者支援に取り組むなど、これまで以上に、いじめの防止、早期発見及び生徒に対する心のケアに努めております。
 今般の報道につきましては、未だ訴状が届いていない為コメントを控えさせて頂きましたが、本件につきまして、本学園は、先立つ民事調停の過程において改めて関係職員等にヒアリングを行い、問題の所在を再度確認するとともに、被害生徒及び保護者に対する謝罪と補償等を提案するなど、真摯に対応して参りました。今後も、適切に対処して参ります。
 在校生、保護者ならびに入学を検討している保護者の皆様方におかれましては、ご心配をおかけし、大変申し訳ございません。
 現在、本学園においては、いじめの認知は少ないのが望ましい姿であると考えておりません。認知件数が少ないのは適切に認知できてない可能性を示すものであり、認知件数が多いのは教職員の目が行き届いていることの証であると捉える「いじめの積極的認知」に取り組んでおります。
 今後も、「暖かみ、厳しさ、知性」を理念とする本学園は、弱い立場の生徒にしっかりと寄り添い、豊かな人間関係の中で各自の人間力を育成すべく、教育環境の質の向上に努めて参る所存ですので、ご理解、ご協力をいただけましたら幸いです。

 

学校法人 尚学学園      
理事長 大城美穂子
沖縄尚学高等学校附属中学校      
校長 屋比久秀正

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