沖縄尚学で韓国の学生による日本語弁論大会が開催

2021.10.26

沖縄尚学で韓国の学生による日本語弁論大会が開催

 2021年10月23日、本校5階講堂で、韓国の中学生と高校生による「第8回 日本語弁論大会in Okinawa」がオンラインで開催されました。沖縄と韓国の交流促進を目的に、12人の学生が「韓国と日本の未来」、「私と韓国と日本」「私の夢」をテーマに弁論しました。

 高校生のイ・スンヒョンさんが1等賞(那覇市長賞)を受賞しました。イさんは「視点の違い」と題して弁論し、「世界中のニュースを見ると良くないニュースばかりがあふれていると思い、そのことがきっかけで今大会の原稿を書いてみました。YouTube、そのコメント欄、もしくは新聞、テレビのニュースに明るい情報が多くなる世界になってほしいと思います」と語りました。

 例年は弁士らが本校を訪れて大会が開催されますが、今年は新型コロナウィルス感染拡大防止のためにオンライン上のライブ配信で行われました。審査員や関係者のほか、国際文化科学コース1,2年生も視聴し、評価に参加しました。

 審査員を務めた宮城直人本校国語科教諭は「今大会では日韓だけではなく世界中の平和を求める観点から弁論した内容が特徴的でした」と評しました。

  名城政次郎本校校長は「今大会が開催できて多くの方に感謝しております。今大会の参加者には、本校の学校訓である『怖れず(おそれず) 侮らず(あなどらず) 気負わず(きおわず)』、『暖かみ(あたたかみ) 厳しさ(きびしさ) 知性(ちせい)を身(み)につけ』を実践する人間になってほしいです」と激励しました。

 司会進行を務めた高校2年生の姜有美さんは「初めて司会進行を務めて緊張しました。一人ずつの弁論を聞けて楽しかったです」と語りました。

 大会は通算11回目、沖縄での開催は8回目で、本校での開催は5回目です。

「第8回 日本語弁論大会 in Okinawa」は、韓日経済文化交流会、日韓経済文化交流会・沖縄が主催、沖縄尚学高等学校・附属中学校が共催、沖縄県、那覇市、那覇商工会議所、那覇南ロータリークラブが後援しました。

那覇市長賞以外の受賞者は次の通り。

那覇商工会議所会頭賞(高校生)キム・ミンヨンさん

那覇南ロータリークラブ会長賞(高校生) チャン・ソヨンさん

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