(公財)広島平和文化センター小溝泰義理事長の特別講演会

2018.12.13

(公財)広島平和文化センター小溝泰義理事長の特別講演会

講演される小溝泰義理事長

(公財)広島平和文化センター・小溝泰義理事長を本校にお招きしての中学2学年 特別教育講演「ヒロシマのメッセージを世界にそして未来世代に~被爆地からの平和への提案」が、12月11日(火)、本校で開催されました。

 元外交官(退職時は在クウェート日本国特命全権大使)の小溝先生は、在職中、長きにわたり国際原子力機関(IAEA)勤務や外交業務を通じて核軍縮に携わり、退職後は広島平和文化センター理事長に就任。現在、核のない世界をめざすグローバルレベルの組織「平和首長会議」のオピニオンリーダーとしてご活躍中です。

 本校では高校生が中心となり、約10年に渡り、本校の教育協定校・盈進中学高等学校(広島県福山市)との協働で核廃絶署名活動を行ってきました。また、広島平和文化センターの派遣事業で本校生徒がウィーンやニューヨークに派遣され、核廃絶活動に参加してきました。今回の小溝理事長の来校は、このような経緯を経てのものでした。

 小溝理事長は、被爆地ヒロシマの現状や、外交官時代から現在に至る核廃絶へ取り組まれたご自身の歩みをお話しされ、沖尚生に対し、「平和と交流の心を持ちながら、苦難と矛盾の歴史を耐えてきた沖縄の若者が、故郷を愛し、世界的な視野を磨いて、事故を実現し、社会に貢献していくならば世界的な指導者が各分野で育っていくだろう。」というメッセージを贈りました。中学2年生は、今年1年間、総合学習で沖縄戦を勉強して来ており、小溝理事長の講演は新たな学びと気づきの機会となりました。

 なお、講演会の中で、オープンキャンパスで広島の被爆の歴史と現状を紹介し、来場者から核廃絶の署名をいただいた2年7組の代表から、署名簿が小溝理事長に贈呈されました。

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