2019.04.25
第5回中高校生平和サミットin沖縄
本校および本校の教育協定校、盈進中高校(広島県福山市)と大阪偕星学園高等学校(大阪市)の3校の共催で「第5回中高校生平和サミットin沖縄」を3月25日~28日の4日間、沖縄尚学高校を主会場に開催しました。「中高校生平和サミット」は、2006年に「他県の高校生と地域社会の平和づくりに取り組む協同活動や意見交換をしたい」という本校生徒の呼びかけを機に、それに賛同してくださった他県の高校と共同開催したのがスタートです。現在では参加校(沖縄尚学、盈進、大阪偕星学園)それぞれが3年に1度、持ち回りでホスト校となり開催しており、沖縄での開催は5回目となりました。
4日間の日程で開催された「第5回中高校生平和サミットin沖縄」は、沖縄尚学の生徒たちが、盈進中高校、大阪偕星学園高校の生徒たちとともに、講師を招いてのセミナー、テーマを設定しての野外学習、日頃の活動成果の発表、親睦活動など、充実したプログラムを過ごしました。かけがえのない学び、動機づけ、地域社会の方々との信頼関係の構築、価値観と方向性の共有に基づく友情を育成、の機会となりました。期間中、新聞・テレビなどの取材報道も多く、地域社会の評価と関心も高く、その点からも意義深い企画となりました。
【協力団体】
協力団体:NPO法人琉米歴史研究会、白梅同窓会、佐喜真美術館
【開催目的】
①県内外からの参加者が共通のテーマで学習し、また研究活動、ボランティア活動、平和学習等の成果を発表し、学びと発見の機会を創出する。
②他府県の中高校生と協同することにより、相互の親睦を深め、友情を育む機会とする。
③中高校生なりのアイディアと特性を活かした方法で、地域社会と協同し、地域社会に貢献する。
④参加する生徒たちの自主自立の姿勢および創造性を育む機会とし、その成果を学習面に反映させる。
【おもなスケジュール】
1日目(3/25)
- 盈進中高校、大阪偕星学園高校の生徒教員 来沖
- 講演①「グローバルシチズンシップについて」
学校法人尚学学園 名城政一郎副理事長
- 講演②「マスコミ報道から見る沖縄の戦前戦後史」
琉米歴史研究会 具志堅勝也先生(沖縄大学非常勤講師)
- 3校の生徒による国際通り街中散策
2日目(3/26)
- 沖縄戦時の女子学徒隊「白梅学徒の足跡をたどるフィールドワーク」(ガイド:沖尚地域研究部)
- 基調講演 中山きく白梅同窓会会長(元白梅学徒隊) 於:沖縄県立平和祈念資料館
- 活動発表会
①沖尚生徒会「平和の武術「空手」の思想」 ②大阪偕星「大阪大空襲」
③盈進「「市民の連帯」~ 聞け! ヒバクシャの声 ~」 ④沖尚地域研究部「町もどし」
⑤沖尚地域研究部「沖縄の未来にLRTを」
- 夕食懇親パーティー
3日目(3/27)
- 嘉数高台見学・佐喜真美術館見学
- 琉米歴史研究会の協力による旧東恩納博物館見学、宮森小学校米軍機墜落事件慰霊碑参拝
- 名護青少年の家に移動してのお楽しみ交流会
4日目(3/28)
- 国立療養所「沖縄愛楽園」施設見学
- 古宇利島散策
- 盈進中高校、大阪偕星学園高校の生徒教員 離沖