NPO法人メッシュ・サポート (ヘリコプターによる救急医療提供) 玉城祐一郎医師(本校卒業生)講演会

2018.07.19

NPO法人メッシュ・サポート (ヘリコプターによる救急医療提供) 玉城祐一郎医師(本校卒業生)講演会

玉城祐一郎医師講演会1

 本校卒業生で、琉球大学医学部附属病院救急部特命准教授、NPO法人メッシュ・サポート理事の玉城祐一郎医師を招いての講演会を7月19日(木)本校で開催しました。

NPO法人メッシュ・サポートの「MESH」は、「Medical Evacuation Service with Helicopter(ヘリコプターを活用した救急医療の提供)」の略で、『医療過疎地である沖縄県北部地域の救命策として、2007から北部地区医師会病院が開始した航空医療チームです。
後にNPO法人に運営が移行し、運航開始から11年が経過しようとしています。この間、資金不足に伴う幾度かの運休と再開を繰返しながらも、これまでに累計1538件(救急1261件・離島専門医派遣等277件※2018年3月31日時点)の航空医療活動を実施して参りました。(メッシュサポート ホームページより)』

 玉城先生は、多忙な本業の傍ら、沖縄県北部地域の医療過疎地の支援のため、ボランティアでメッシュ・サポートの業務に携わっています。玉城先生は、講演の中で過疎地域の医療問題の現状を、メッシュサポートの活動を例に紹介しました。玉城先生はインタビューの中で、「医師には、知識、技術に加え、コミュニケーション力や思いやりなど人格面とのバランスが求められます。私は、その基礎を在学中から卒業後も、時間軸を越えて沖縄尚学で作ることができました。」と語っており、医師としての御自身のコアをつくった沖縄尚学の後輩たちに、体験と思いを熱く語ってくださいました。       

講演会に参加した生徒たちは、玉城先生の話に熱心に耳を傾けていました。多くの生徒にとって、将来の職業選択、すなわち「自己実現と社会貢献」を実現するためのビジョンづくりに大きく役立つ機会になりました。

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