2021.07.15
AIG高校生外交官プログラムに選考された本校生徒らが県庁観光振興課と意見交換
2021年7月9日、本校PTA会議室でAIG高校生外交官プログラムに選考された本校2年生の仲松優乃さんと県立球陽高校2年生の浦崎ちひろさんが、沖縄県庁の観光振興課にZoomを通してオンラインプレゼンテーションを行い、意見交換をしました。
AIG高校生外交官プログラムとは日米交流・短期留学国際交流プログラムです。「高校生外交官」として日米高校生がさまざまな交流を通し、異文化を学び、将来の国際的リーダーを目指します。
今年度はコロナ禍の影響で特別オンラインプログラムでの開催となり選考者は、2021年7月22日から2021年7月30日までの期間に在日米国大使館スタッフやIMF(国際通貨基金)、世界銀行などの海外勤務日本人職員とのオンライン交流などをすることになります。仲松さんらは各地域の魅力を発信する「地域アンバサダー」として沖縄の歴史、伝統文化などについて伝えるため本番の事前準備としてプレゼンテーションをし、県の観光振興課の職員と意見交換をしました。
仲松さんは「僕は、今回の意見交換会を通してたくさんのことを学ぶことができました。
その中で僕が、より発信していきたいと思った沖縄の魅力の一つは、沖縄の内面的魅力であるウェルカムんちゅの心です。意見交換前までは沖縄観光を支えるものとして沖縄の美しい景観などしか思いつくことが出来ませんでした。しかし、観光振興課の方のお話で、沖縄の美しい景観に匹敵する絶景は世界にもたくさんあり、それだけではだめだということを知ることができました。そこで、沖縄の観光をさらに盛り上げていくためにはウェルカムんちゅの存在が大事なのだと分かりました。今回の県庁観光振興課との意見交換会は、1か月以上前から二人で計画し、実現することが出来ました。観光振興課や新聞社との日程の調整や取材依頼などの経験は話し合った内容以上に僕たちにとって成長することが出来た良い機会だったと思います。最後に今回の意見交換会に協力してくれた方々ありがとうございました。本番まで精一杯頑張ります」と抱負を述べました。
浦崎さんは「今回意見交換会をして私が一番印象に残ったのは、サステナブルツーリズムのお話です。これは、多くの人が訪れる観光地が、観光によって傷つけられること無く、これからも持続する観光の在り方だと知りました。特に欧米で進んでいると聞いたので、インターネットで詳しく調べ、沖縄で応用できる部分はないか考えてみようと思いました。
地域アンバサダーとしてのプレゼン発表は短い時間ですが、地元である沖縄県を県外の人たちに最大限アピールできるよう頑張ります。新聞社には、自分で電話をかけて取材のお願いをし、優乃と2人でプログラムの内容を説明したり初めての経験が多く不安なことも沢山ありました。琉球新報社と沖縄タイムスの2社とも取材に応じてくれる事が決まった時は凄く嬉しかったです。取材当日は緊張しましたが、しっかり自分の言葉で想いを伝えることができて良かったです。プログラム本番まであと少しの間、有意義な時間になるよう精一杯取り組みます」と意気込みました。
取材に訪れた琉球新報社の𠮷原玖美子記者は「事前のやり取りなどを主体的に動いたり、目標をはっきりさせてそれに向かって準備したりするのはとても素晴らしいと思います」と語りました。
同じく取材に訪れた沖縄タイムス社の徐潮記者は「自主的に新聞に連絡し、やりとりできるのは高校生として素晴らしいです」と述べました。
同プログラムはAIG高校生外交官プログラム実行委員会が主催し、AIG損害保険株式会社、フリーマン財団協賛、The National Association of Japan-America Societies協力、全国高等学校長協会、日本私立中学高等学校連合会らが推薦、文部科学省・米国大使館・(一社)全国高等学校PTA連合会・日本私立小学校中学校高等学校保護者会連合会・全国英語教育研究団体連合会が後援しています。
〇琉球新報の記事『浦崎さん、仲松さんが「AIG高校生外交官プログラム」に参加 本番前、内容を県に披露』