沖尚高校空手審査会 「日ごろの授業の延長線」沖縄県空手道連盟会長

2020.02.04

沖尚高校空手審査会 「日ごろの授業の延長線」沖縄県空手道連盟会長

 2020年1月31日、沖縄尚学高校体育館で高校生の空手審査会が行われ、高校一年生から三年生まで生徒632人が空手の昇級・昇段審査を受けました。

 生徒は週一回、空手の授業を受け、学年ごとに設定している目標級・段達成をめざし、勝負の場である空手審査会に臨んでいます。高校一年生は1級以上(茶帯)、高校二、三年生は初段以上(黒帯)を目標級・段に設定しています。

 沖縄空手道連盟の先生方が生徒の演武を審査し、この審査会で取得した級位や段位は、グローバルに通用する資格となります。松林流の平良慶孝先生、剛柔流の島袋章雄先生、幸喜源成先生、上地流の新城清秀先生、小林流の上間建先生をはじめ、沖縄県空手道連盟の先生方12人が審査を担当しました。

 審査会後、二段の昇段試験を受けた高校2年生の小渡立雅くんは「今日は全部しっかりできたので受かったと思います。(空手の授業について)昇級するとグローバルな資格として通用するから同世代の人たちに比べてアドバンテージになると思います」と述べました。

 同じく二段の昇段試験を受けた高校二年生の仲宗根啓心くんは「受験はこれで二回目、一番緊張感がありました。空手を始めて、最初はきつかったですが、だんだん上手になって帯の色が変わってきたら楽しくなってきました」と笑顔で語りました。

 審査を務めた沖縄県空手道連盟会長平良慶考先生は「この審査会は日ごろの授業の延長線です。まじめにやってきたか怠けてきたがこの場で現れます」と述べました。

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