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2023.6.13

高校

本校の生徒による研究チームが「夏のノーベル賞」日本代表に選出

水に関する様々な問題を解決するために、すぐれた研究活動を行なった青少年に与えられる「日本ストックホルム青少年水大賞」のグランプリに、高校・国際文化科学コースの生徒が結成した科学探究グループ「BiO2」が選出されました。メンバーは高校3年生の新城有希葉さん、佐渡山風羽さん、赤嶺太一さん、我如古梨乃さんの4人です。

 

6月13日、表彰式と受賞活動発表会が東京の日本科学未来館で行われました。「BiO2」の論文のタイトルは、「メヒルギを用いたバイオレメディエーション」です。(バイオレメディエーションとは、植物や微生物を使って土壌や地下水の汚染を浄化することです。)

「BiO2」は、ラムサール条約で指定されている漫湖(那覇市)において、汚染がひどかった時期でもマングローブが増殖していることに注目し、「マングローブは水中から吸収した有害な重金属を葉に濃縮し、落葉することで体外に排出しているのではないか」と仮説を立てました。彼らはこの仮説を検証するため、漫湖で最も広く分布するマングローブの一種であるメヒルギにおいて、若葉と落ち葉に含まれている重金属の量を比較し、一部の重金属がメヒルギの落ち葉で濃縮されていることを明らかにしました。

今回の発表会で、彼らは「メヒルギを利用して、環境に負荷をかけずに環境浄化ができます。特に、水質浄化設備が整っていない開発途上国でこの手法は有効です」と力強く主張しました。 今後、「BiO2」は8月にスウェーデンの首都、ストックホルムで開催される国際コンテストに日本代表として出場します。

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